2012年4月に28年間使い続けたステロイドをやめて脱ステしました。それからの経過を綴っていこうと思います。

 




脱ステ前〜脱ステに至るまで

生後間もない頃からアトピーを発症。病院で生まれ、生まれた直後に病院の粉ミルクを飲まされたそうで、それが関係しているのかもしれません。赤ちゃんの頃はアトピー性皮膚炎、ダニアレルギー、とびひなど、様々な皮膚症状をステロイド剤で抑え続けていました。それから18歳になるまで、ほぼ毎日といえるぐらいステロイドを塗って症状をコントロールしていました。

教育に厳しい家系で育ったので、成績が下がると母親から激しく叱られました。殴る蹴るなどの暴力が多く、ストレスフルな家庭環境でした。アトピーが原因で小学3年生から中学1年生までいじめに遭っていましたが、学校を休むなどということは許されない家庭でした。

18歳のときに受験のストレスでアトピーが悪化。そのときに一度、「どうせステロイドを塗っても悪くなる一方ならやめちゃえ」と脱ステロイドを試みましたが失敗に終わりました。大学に合格することを優先させた場合、薬に頼ることにしたのです。

社会人になってからは常にハードワークだったので、ステロイドに頼りながら仕事をこなしていました。毎日、終電や始発の時間まで仕事をするのは当たり前。月の残業時間は200時間を超えていました。そんな状態でしたので食生活もままなりません。基本的にはコンビニ食やインスタントフードでしのいでいました。

25歳でそれまでに身につけたスキルを活かして起業。起業後は常に売上と月末の支払いに追われていたので、ストレスでアトピーは悪化。ステロイドでコントロールしていました。体重も20kg近く増えました。詐欺被害に遭ったり借金を抱えたりしながらも3年で事業を軌道に乗せることができました。

脱ステのきっかけ

事業が軌道に乗り始めた頃、当時付き合っていた恋人が「家賃を払えない」とのことで私の家に転がり込んできました。恋人はネットワークビジネス等で生計を立てていたようでしたが、売上はほとんどなく、資金は回っていない状態でした。

同時期に私の会社で売掛金が増え、キャッシュフローの問題が出てきました。日中は会社の仕事をして、夜21時ぐらいから朝の5時ぐらいまで日払いのアルバイトをしていました。その間、恋人は昼間にいろいろな女性とお茶したりランチをしたりしていたようです。二人暮らしでの家事の負担もあり、私のアトピーはどんどん悪化。2012年3月下旬頃には、とうとう一番強いステロイドも効かなくなってしまいました。

そこでまた「どうせ効かないならステロイドやめちゃえ」と、2012年4月から脱ステを決意したのです。

脱ステ1年目(2012年〜)

脱ステ1年目は地獄そのものでした。8ヶ月ほど寝たきり状態になりましたが、熟睡できた記憶はありません。夜が怖いと思ったのも初めてでした。今まで経験したことのない壮絶な痒みに襲われるからです。掻き過ぎて皮膚の一枚目がほぼ無くなってしまい、爪も半分ぐらいの長さになって生えてこなくなりました。朝起きたらあちこちから血が出ていてシーツにも血がついていました。

恋人とはワンルームの部屋で同居していましたが、私の壮絶な状態を目の当たりにした彼は真面目に働くようになりました。

「アトピーで掻いているところを見られたくないから恋人と同居はできない」と思っていた私なのに、まさか人生最大にアトピーが悪化しているときにワンルームの部屋で恋人と同居していたとは(笑)人生何が起こるか分からないものです。

脱ステ1年目は「リンパ液の噴出」→「落屑地獄」→「蕁麻疹地獄」を経て、秋頃にいったん症状が落ち着きました。

そのときの経過はこちらの記事に綴っています。

脱ステの経過1 脱ステのきっかけ
脱ステの経過2 脱風呂・脱保湿・実際どうなの?
脱ステの経過3 落屑の嵐 いつまで続くのか?
脱ステの経過4 蕁麻疹の原因は?いつまで続くのか?
脱ステの経過5 膝下に大量の湿疹(糜爛)が出現

 

冬になって症状は出なくなったものの、体にまだ老廃物がたくさん溜まっている気がしていました。だるさや冷えが気になったのです。「また出るかもしれないな」と思ったら案の定、春にぶり返しました。

脱ステ2年目(2013年〜)

脱ステ2年目も症状が爆発しました。冬の間に冷えていたのでしょう。2013年の経過はこんな感じでした。

▼年明けから2月にかけて
→大手企業の案件を一挙に受注し、徹夜続きの激務、一日中、電話やメールが鳴りっぱなし。日中はクライアント対応・夜中から朝方にかけて作業する日々。

▼3月中旬頃~
→全身がむくみはじめる。

▼4月~
→本格的なリバウンド始まる、あちこちずるむけて汁が出まくり。

▼5月
→GW明け頃がピーク。腕と脚が半分以上、ずるむけて皮膚がない状態。

▼6月
→上旬、誕生日に旅行するも、旅先で寝たきり状態、中旬頃から、体幹の痒みがやわらぐ。
6月に恋人と2泊3日の旅行へ行きましたが、宿についた途端、具合が悪くなってずっと寝ていました。すると恋人が怒って、近くにいる別の女性のところへ泊まりに行ってしまったのです。それがきっかけで別れを決意しました。

8月頃にだいぶ良くなりましたが、症状の経過は前年(2012年)よりも長引きました。原因は仕事量とプレッシャーの多さだと思います。9月頃から負担になっていた大きな仕事をいくつか手放しました。

 

脱ステ3年目(2014年〜)

春のデトックスは恒例行事なのか、3月頃から症状が悪化し始めました。毎年この時期は皮膚の症状もすごいことになりますが、腸が活性化するようで、便の量もすごいことになります。4月に悪化のピークだったにも関わらず、出張での仕事の予定が入っていました。人前に出る仕事だったので、信頼できる医師のもと、一旦ステロイドで症状を抑えることを決意しました。

2年ぶりのステロイドはよく効きました。症状は嘘のように治まり、無事に出張セミナーを開催できました。

その後も数回、ステロイドを塗りましたが、順調に量が減っていきました。

が、ステロイドで抑えた関係で、例年より早い12月に再び症状が悪化。4回目のリバウンドです。そのときは仕事のストレスも減っていたので、ステロイドは必要ないと判断。ステロイドなしで乗り切りました。

脱ステ4年目(2015年〜)

12月から悪化した症状は4月頃まで続きました。症状はだんだんと体の先端部分へと移行しており、手首と手の甲、下半身に目立ちました。顔の症状も6月頃まで続きました。

症状の出ている3月に母と伯母とマレーシア・シンガポールへ旅行したら、旅行中は症状が良くなりました。高温多湿の亜熱帯の気候は私の肌に心地よく、一年中この気候だったらいいのに、と思いました。(高温多湿が合わない方もいると思いますが)

9月頃から、膝下に大量の湿疹が出るようになりました。むず痒くなって掻くと、皮がめくれてびらん状になります。2〜3日経つと瘡蓋になりますが、そこから大量の瘀血が出てきました。

両膝下が大量の湿疹と瘡蓋ですごい状態になり、ケロイドだらけの皮膚にごま塩をまぶしたような見た目になりました。両膝下の症状はそれから1年ほど続きましたが、これが脱ステの最終段階なのかもしれないと実感しました。脚のみストッキングやタイツで隠せば見た目にはアトピーと分からないぐらいに回復しました。

大規模リバウンドも4回目となると、だんだんコツがつかめてきました。とにかく便を出すこと、体を温めること、ストレスを溜めないこと。シンプルですがこの3つを心がけていたら、楽に体調コントロールができることが分かりました。

脱ステ5年目(2016年〜)

4月のみ悪化。マスクをしないと歩けないような大悪化の期間も2週間ほどと、例年よりもずいぶん短くなりました。両膝下に大量の湿疹が出るようになってから、デトックスが急加速したのかもしれません。手首と足首にはしつこく症状が残りましたが、夏頃には両方ともきれいになってきました。もちろんステロイドも使っていません。

冬になると乾燥で痒くなることがありますが、脱ステ1年目の痒みを100%としたら、5%ぐらいのレベルです。

かといって油断はできません。冬に冷やすとまた春にデトックスで悪化すると思うので、極力冷やさないよう心がけています。

まとめ

28年間ステロイドを使い続けた私ですが、5年経った今も完治したといえる状態ではありません。色素沈着も残っています。しかし、生まれてから一度も見たことのないような、やわらかくて白い自分の肌が見られるようになりました。普通の人が当たり前に持っているすべすべの白い肌は、私にとっては当たり前ではありませんでした。生まれた時からどこかしら痒かったり痛かったりするのが当たり前だったのです。

脱ステロイドによって自らの自然治癒力で、人間本来の肌を手に入れることができました。それが自分を信じる力(自信)にもなりました。

5年かけてようやく人間になれた、そんな気持ちです。今、アトピーと闘っている方、脱ステ中の方も、道のりは長いかもしれません。しかし今この時期だからこそ楽しめること、気づけることに目を向けてみてください。きっと人生においてかけがえのない、大きな宝物が手に入るはずです。



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