アトピー肌はゴシゴシ擦ってはいけない、と言われます。が、お風呂に入ったとき、タオルでゴシゴシすると気持ちがいいですよね。大量にめくれる皮膚も、アカスリタオルでゴシゴシしたい!と思っている方も多いのでは?
アトピーに垢すりは是か非か。私が思うことを記事にまとめてみました。
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垢すりで色素沈着しない?
おそらく多くの人が気になっているのは、あかすりによって色素沈着の心配があるのか、だと思います。こすると色素沈着する、と言われます。が、日常的にあかすりをしている韓国人のお肌は白くてつるつる美肌。ということは、あかすりでは色素沈着しないのでは?と思って調べてみました。
調べてみた結果、ナイロンタオルでお肌をごしごしこすると、皮膚の表皮層にある細胞メラノサイトが、刺激に反応して黒ずみの原因となるメラニン色素を作ってしまうそうです。毎日皮膚をこすり続けることによって、角質層の下の層までメラニン色素ができてしまうとのこと。
普通に考えると色素沈着の可能性大です。
が、アトピーや脱ステロイド中の人は、すでに毎日肌を掻きまくっているはず。色素沈着も気になるけど、まずは表面のカサカサをどうにかしたい!という方も多いのではないでしょうか?
ここからは私のアトピーと脱ステロイド、そしてあかすりの体験談をお伝えします。
ステロイド使用中はあかすりはしない方が良い
私の個人的な考えですが、ステロイド薬を塗っている肌にはあかすりはしない方が良いと思います。なぜならステロイドの副作用で皮膚が薄くなっているから。実際、脱ステロイドをする前も、あかすりはしたことがありません。したいとも思いませんでした。かゆみはありましたが、ステロイドを塗っているときは乾燥というよりもジュクジュクした汁が出ることが多く、皮膚表面に傷も多かったです。
脱ステ2年目の冬、韓国人女性との出会いが運命を変える
壮絶な脱ステロイドを経て2年目の冬。ジュクジュクした症状は落ち着いておりましたが、皮膚表面の乾燥が気になる時期でした。そんなときに新大久保で韓国人が経営しているマッサージのお店へ行きました。
マッサージを担当してくれた韓国人女性は、どう見ても32歳ぐらいにしか見えませんでしたが、実際は48歳とのこと!日本人では見たこともないような白い美肌の持ち主でした。18歳の息子さんがいることにも驚きました。
彼女は私のカサカサの肌を見て流暢な日本語で言いました。「あなたこのお肌、あかすりすると良くなるわよ」
あかすり!日本ではアトピー肌には良くないと言われているあかすりをしたらいいの!?衝撃でした。
しかし、美容、特に肌に関して、韓国は日本よりも先端をいっています。実際、日本製の化粧品だと肌が荒れてしまうけれど韓国製の化粧品だと荒れないことも多く経験していました。
食生活からマインドから、肌に関して韓国は日本の先を行っている。と思う私は、目の前にいる超美肌お姉さんの言うことを聞いてみようと思ったのです。
さっそく家に帰り、韓国製あかすりタオルで傷口のないところをこすって、お風呂上がりにたっぷりと保湿したら・・・・。夜寝るとき、触れてみた自分の肌が、それまで感じたことのないつるつるすべすべのお肌になっており、感動しました。黒ずんでいたお肌もワントーン白くなっていたのです。
お風呂のお湯でしっかり温めて皮膚をふやかし、あかすりタオルでこすってから、しっかりと保湿する。韓国流の保湿のコツについてはまた別記事でご紹介します。
以来、乾燥する冬はあかすりをしていますが、色素沈着しているとは特に感じていません。アトピーの後のシミはありますが、毎晩お風呂につかってお手入れをすることで、やわらかくてふわふわした肌をキープできていると感じます。
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あかすりの効果
あかすりの効果の一つが「血行促進」です。皮膚表面の不要な角質を取り除くことによって新陳代謝が活性化され、血液循環が良くなり、皮膚内の老廃物も排出されやすくなります。まさにデトックスです。血液循環が良くなれば体温も上がるので、ダイエットにも効果的。
昔からおじいちゃんが乾布摩擦をしているように、皮膚表面をこすることには、新陳代謝を活性化させて、自律神経の働きを高める効果もあると言われています。
とはいえ、毎日あかすりタオルで皮膚をこすっていると、場合によっては皮膚を傷めてしまいかねません。特にアトピー肌の人は要注意。こすりたくなったときにこする、程度で良いと思います。
あかすりをやっていいとき、やらない方がいいとき
アトピー肌の人があかすりをやっても良いのか、やらない方が良いのか。痒くて肌をゴシゴシこすりたくなったときはどうすれば良いのか?
そのときの判断基準は、痒みの種類です。「乾燥による痒み」なのか「炎症による痒み」なのかによってアプローチ方法が違います。
乾燥による痒みは、寒い時期に湿度が下がると起こりやすくなります。空気が乾燥することによって角質層の水分が奪われ、皮膚表面のバリア機能が低下します。すると、外部からの刺激によって痒みが起こりやすくなります。この場合は、皮膚から古い角質層を取り除き、しっかりと保湿してバリア機能を強化することで、痒みを抑えることができます。
炎症による痒みは、皮膚からリンパ液が出てジュクジュクしていたり、アレルギーによる湿疹が出ていたり、ウイルス性の感染症による湿疹(ヘルペス)が出ていたりする状態です。この場合は皮膚表面をこすることで症状が悪化しやすくなるので要注意。特にウイルス性の感染症による湿疹の場合は絶対にこすってはいけません。症状が一気に広がってしまいます。
いずれにしても、傷口があるところをこすると皮膚を傷めてしまいます。
自分の皮膚が乾燥によって痒いのか、炎症によって痒いのかを見極めた上で、あかすりをするかしないかを判断した方が良いでしょう。
頭で考えて判断することも大事ですが、それ以上に大事なのは肌感覚です。お肌が敏感だからこそ、お肌が喜ぶかいやがるかでアプローチを決めると良いでしょう。
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あかすりタオル
あかすりタオルは、本場韓国の製品が最も使い心地が良かったです。
私はロングタオルと、グローブ型(両手分)を家に常備してあります。以下のセットがあります。
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まとめ あかすりは自己判断で
アトピー肌のあかすりにはいろいろなご意見がありますが、私自身にとってあかすりはデトックスを加速してくれた手段の一つです。寒い時期は毎晩湯船につかり、あかすりをしてオイル保湿をするようにしていたら、冬でも平熱36.8度をキープできています。
かゆいのに掻くのを我慢したり、こすりたいのにこするのを我慢するのはストレスになるので、あまり好きではありません。
ただでさえアトピーや脱ステロイドにはストレスが多いので、できるだけストレスを低減する選択をするのが良いかなと個人的には思っています。
参考になれば幸いです。